ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
大阪府立図書館 > 図書館概要 > 平成27年度第1回大阪府立図書館協議会の概要(平成27年9月17日)

平成27年度第1回大阪府立図書館協議会の概要(平成27年9月17日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月21日更新

日時:平成27年9月17日(木曜日)午後2時から午後4時まで
場所:大阪府立中央図書館 多目的室

1 開会

2 委員紹介
  出席委員:井上委員、岸本委員、髙崎委員、中島委員、村上委員、八重樫委員、山﨑委員
  欠席委員:今井委員、尾﨑委員、村田委員

3 中央図書館長挨拶

4 議事(質疑要旨)
【議題1】平成26年度大阪府立図書館の活動評価について
(H26年度の自己評価について事務局より説明、外部評価について部会長より説明)

委 員:資料1-1の「重点目標3-4」において、国際児童文学館で講演会を実施したことがなぜ児童サービスの評価につながるのか。海外の方を招いて講演会を実施したことは、取組みとしては評価できるとしても、それが子どもへのサービスにどう結びつき、なぜそれが「◎」という自己評価となるのかをお伺いしたい。
事務局:基本方針3は、「大阪府立図書館は、府域の子どもが豊かに育つ読書環境づくりを進めるとともに、国際児童文学館の機能充実に努めます。」というもので、子どもの読書推進に加えて、国際児童文学館の機能充実を掲げている。同館で実施した講演会は、ドイツの児童文学者をお招きして実施したもので、児童文学に関心の高い大人も多く参加したことから、広義の児童サービスとして、同館の機能充実につながるものであったと考える。
委 員:そもそも国際児童文学館の機能は、研究・調査の比重が大きいのではないかと考える。従って、それに見合う達成目標や評価が必要ではないか。例えば、「重点目標3-4」の平成26年度の達成状況や平成27年度の取組みの箇所に、「専門協力員・特別研究者制度」というものがあるが、このような研究者等がどのような成果を挙げているかということが、本来は評価指標となるべきではないか。しかし、これらに関する言及はほとんどなく、講演会を実施したということがクローズアップされている。講演会ならば、同館でなくとも、府立図書館そのもので開催し、その中の一つが国際色のあるものであったということも十分考え得る。子どもへのサービスと国際児童文学館における活動との機能分担や、それに伴う達成目標と評価が混在しているような印象を受けるがどうか。
事務局:「重点目標3-4」の評価は、26年度達成度が全てAとなっているが、これは資料1-2の指標を用いて判断したものである。例えば、「移転資料の再整理」について、目標は「最終年度までに3万点の移管完了」であるが、26年度には73,129冊の移管を実施し、「数値目標を上回る成果を達成」(資料1-2)していることから、達成度はAとなる。その他の項目も同様に検証するとAとなる。このように、達成度が全てAであることや、講演会を実施したこと等を踏まえ、26年度の評価は「◎」としている。次に、国際児童文学館の機能であるが、吹田からこちらに移転してくる際に、一部機能を整理しており、研究機能は引き継いでいない。そのため、現在、国際児童文学館は“児童文化の総合資料センター”として資料を集め保存する機能と、“子どもの読書支援センター”として子どもの読書活動を推進する機能の二つを中心に置いている。
委 員:国際児童文学館については、主体的に研究機能をもつというよりは、研究者に十分な資料を提供していくということで、3年以上前にその機能が整理されたはずである。

委 員:国際児童文学館の移転については、効果検証する必要があると考えているが、その観点でお伺いしたい。まず、利用者数は移転前後でどのように変化しているか。また、予算の組み方はどのようになっているか。最後に、研究機能は引き継いでいないということだが、今までのコレクションはどのように活用されているか。
事務局:予算は、「国際児童文学館運営費」という形で別立てしている。資料収集については、従前どおり大阪国際児童文学振興財団と連携するとともに、児童書出版協会の理解も得て、網羅的な収集が果たせている。旧施設で研究員が行っていたような研究や、その成果に関する発信は行っていないが、同館にしかない貴重な資料を紹介するイベントや展示を、外部の専門機関とも連携しながら実施している。
事務局:次に、利用者数についてお答えする。現在の国際児童文学館では貸出を行っていないため、貸出者数ではなく入館者数のご報告となるが、移転前の平成16年度は4,192人、平成21年度は1~3月が休館のため開館月数が少なかったものの、6,111人という推移をした中で、中央図書館に移転した後は、機械によるカウント方式に変わったため単純比較はできないが、平成22年5月は22,897人、平成25年度は再整理作業のため閲覧停止期間があったものの、19,045人と2万人近くの方に来館いただいた。
委 員:寄贈受入冊数が平成25年度から26年度にかけて減少しているのはなぜか。
事務局:寄贈には、新刊寄贈の他、特定の方からの蔵書の寄贈があり、このような寄贈が多くあった場合には、一時的に増加したものがその後通常レベルに戻り、前年との比較では減少したように見える。ご質問の平成25年度から26年度にかけては、このようなケースに該当するものである。

委 員:「重点目標3-3」の平成27年度の取組みに「新規モデル事業の提案」とあるが、この「モデル事業」とは何か。
事務局:府立高校向けのモデル事業を指しており、府立高校への協力貸出という形で試行実施しているが、府立高校の図書室に専任担当者がいないため、本事業を実施できる高校が減少しており、貸出冊数が伸びていないのが現状。そのため、府立高校生向けに、図書館に来て利用方法を学んでもらう取組みや、高校向けに情報検索講座を開くなど、図書室に専任担当者がいなくとも、高校生にダイレクトに図書館のことを知ってもらうための活動をしていこうと考えている。
委 員:それは現在進行中の取組みか。
事務局:現在、当館各課と連携して検討を進めているところで、9月中にまとめて、10月中には府立高校に案内したいと考えている。
事務局:同じく「重点目標3-3」の平成27年度の取組みに「小学校との連携によるモデル事業の継続検討」とあるが、この「モデル事業」とは何か。
事務局:これまでの取組事例としては、日常的に連携事業を行っているモデル校と「震災」をテーマに設定して、防災に関するおはなし会等を実施してきたが、このような取組みを引き続き他の小学校も含めて展開していくものである。
委 員:小学校は市町村が設置しているが、府立図書館からの提案をどのように具体的に実現していくのか。例えば、調べ学習の一環として、このモデル事業を組み込んでもらうために、市町村の教育委員会と調整を行うのか。27年度も半期が過ぎようとしているが、実現性についてどう考えているか。
事務局:現時点では連携先との調整がついていない状況である。
委 員:そうすると、「重点目標3-3」の平成27年度の取組みの(2)及び(3)は、今現在は実施できていないということか。
事務局:現段階ではそうであるが、27年度の取組みとして、今後事業を進めていきたいと考えている。

委 員:「重点目標3-2」の子どもの読書活動については、徐々に本を読まなくなる中学生あたりを対象にした取組みが重要であると考えるが、この層の読書支援はどのように実施しているか。
事務局:「YAコーナー」を設置して、全館横断的な組織である「YA利用活性化チーム」が様々な視点で、中高生に読んでほしい本を選んで配架している。また、「YA!YA!YA!べんりやん図書館」という中高生向けのサイトを作って情報発信したり、紙版の読書案内資料を作っている。さらに、学校からの見学を受け入れる「スクールサービスデイ」を設けている。
委 員:最近、鎌倉市図書館の「学校がつらい子は、図書館へいらっしゃい」というツイートが話題になったが、府立図書館では、学校でなくとも図書館でできるようなプログラムで、単に本を配架して紹介するだけではない取組みを、子どもの読書支援の中に組み込んでいるか。
事務局:例えば、実習に来た大学生に、ヤングアダルト向け図書紹介リーフレット「ヤングアダルトYA!YA!YA!」の記事を執筆してもらったり、中高生を対象に、おすすめの本のPOPを作成してもらい、優秀作品を表彰するコンテストを開催するなど幅広い取組みを行っている。

委 員:モデル事業については、同じ府立ということで、府立高校や特別支援学校とは連携して実施しやすいと思うので、是非そういうところから始め、それを一つのモデルとして、具体的な事例を見てもらいながら進めていくのがよいのではないか。現在は、このような学校支援サービス等に関し、市町村立図書館が行おうとしていることに対して、ノウハウや資料の提供をすることで、府立図書館として取り組んでいると認識している。また、このような活動を重ねていくことで、読書支援にとどまらない、子どもの「育ち」に貢献していけるのではないかと考える。

H26年度の自己評価、外部評価について承認

【議題2】第三期活動評価 基本方針と重点目標について
委 員:第三期活動評価は、重点目標が再編され、外部評価をするにあたってポイントが絞りやすくなったと思う。その次のサイクルについては、恐らく平成30年度の上半期にはアクションプランを立てられるわけだが、昨年度の外部評価報告書でも提言した、意思決定や実現へのスピードアップという観点から言うと、平成29年度には次の計画策定に向けた評価が概略だけでも出来ているべきではないかと考える。そこで、このプランではそれが可能かどうかお伺いしたい。
事務局:例えば、資料2-4の「重点目標評価シート2」の基本方針2-2「府立図書館に適した電子書籍の導入形態を検討」については、恐らくその時期に方向性は出ていると思う。それ以外の部分で、毎年段々と成果が出てくるものもあるが、そのような項目についてもスピードアップを意識していきたい。
委 員:特に気になったのが「重点目標評価シート1」のスケジュールのところで、平成30年度の上半期後半から下半期にかけて「分析・成果確認」とあったため、この点について再度ご検討いただければと思う。
事務局:平成29年度あたりから「分析・成果確認」を始めることとする。
委 員:できる限り完璧になってからということではなく、機を見るに敏な対応が求められる部分もあるため、先を見通したスケジュールを立てていただきたい。

委 員:資料2-3の「重点取組業務5-1」の具体的方策1には「生涯学習事業における外部機関との連携」とあるが、資料2-4の「重点目標評価シート5」の重点目標1には「生涯学習事業における外部機関等との連携」とあり、「等」がついているが、どちらが正しいのか。
事務局:資料2-3の方に「等」が漏れているため、追加する。

委 員:資料2-3には具体的方策が29項目あるのに対して、資料2-4の「重点目標評価シート」にはそれらが網羅されていないが、これから作成するということか。
事務局:資料2-1に記載しているように、当協議会で第三期の重点目標及び重点取組業務が承認されれば、仮確定となるため、次の段階である、重点目標の取組内容と工程並びに重点取組業務の具体的方策、数値目標及び基礎指標の検討に移っていきたい。
委 員:資料2-3の「重点取組業務」の中で網掛けされている項目を、資料2-4の「重点目標」として挙げられたのだと理解したが、網掛けされている「重点取組業務3-1」については、具体的方策1~3のうち1しか資料2-4に掲載されていない。他の「重点取組業務」は具体的方策が漏れなく反映しているが、どう整理されているのか。
事務局:重点的に取り組みたいものは、「重点取組業務」のところに網掛けをしているが、中でも特にしっかりと進捗管理をしていきたいものを「重点目標」としている。ご指摘いただいた「重点取組業務3-1」は、具体的方策が1~3と3つあるが、「重点目標」としては3つ全てではなく、特に1に取り組んでいきたいということである。
委 員:そういうことなら、さらに網掛けをするなど、分かりやすい表記をしておいた方がよいのではないか。
事務局:では、具体的方策の部分にも網掛けを入れたいと思う。
委 員:「重点取組業務」の中でもさらに重点的かつ具体的に取り組みたい項目にフォーカスするため、「重点目標評価シート」を作成したという理解でよいか。
事務局:「重点取組業務3-1」の場合は、具体的方策が3つある中で、1に最も力を入れたいと考えている。
委 員:他の箇所でも、「重点取組業務」が網掛けされていて、「重点目標評価シート」に挙げられている項目は、「重点目標」という理解でよいか。例えば、基本方針1には1-1、1-2及び1-3の重点取組業務があるが、その中でも1-2-1が重点ということか。
事務局:お見込みのとおりである。

委 員:こうして府立図書館の活動評価を行っているのは、一つは“チェック&アクション”のためである。府立図書館の取組みを点検して、それに基づいて仕事をいかに組み立て、次期に、現在ならば第三期にどう反映していくかがポイントである。もう一つは、府立図書館の活動を府民により分かりやすい形で理解してもらうためである。そうすると、基本方針1は、「府立図書館は、市町村立図書館を支援し、大阪府全域の図書館サービスを充実させます。」ということで、非常に重要な内容であるが、その中で「重点目標」として掲げている「研修機会の提供」は、府民から見て本当に最も重点を置くべき事項と言えるだろうか。府立図書館の活動を客観的に評価して、それを府民に理解してもらい、府立図書館の活動を支えていただくという観点では、「研修機会の提供」という内部的な事項を「重点目標」とするのは、少し違和感がある。「重点目標」と「重点取組業務」を設定したこと自体は評価できるが、それらをどのような位置づけとするかはもう少し議論した方がよいのではないか。今一度、重きの置き方を整理しておかなければ、この活動評価が目的とする府民の理解につながらないのではないかと考える。
委 員:基本方針1は、府立図書館による市町村立図書館の支援に関するもので、重点取組業務として3項目挙げられているが、比較的円滑に進んでいる、1-1の物流等に係る部分や、内部の資質向上に該当する1-3よりも、市町村立図書館員の能力向上に係る1-2をクローズアップし、府内の図書館員の能力を全体として底上げするための役割が府立図書館にあるということを示されたのだろうと捉えているがどうか。
事務局:5つの基本方針それぞれに府立図書館としての思いはあり、基本方針1についてはお見込みのとおりであるが、確かに府民から見て分かりやすいものであるべきだと考える。ついては、今後、府立図書館がなぜこの項目を「重点目標」として掲げようとしているかをしっかりと説明できるようにしていきたい。
委 員:単にどんな研修を何回実施したということではなく、それがいかに市町村立図書館に還元されて、どのような効果が出ているかということを見えるようにしていただきたい。そうすることで、府民に分かりやすいものになるのではないかと考える。

委 員:基本方針1において、図書館サービスに係る文言が、「発展させます」から「充実させます」へ変更されているが、これは財政的な制約もあり、充実に努めていかざるを得ないという趣旨だろうと推察する。しかし、そうすると、府民が読書から遠ざかっていくことを容認することになりはしないか。確かに、読書離れが進行し、本に代わる様々なコンテンツが出てきているのも事実であるが、府立図書館がそれらを認めるような姿勢でよいのだろうか。やはり府立図書館としては、読書を推進し、読書人口を増やしていくのだという決意をもって、業務に取り組んでいかなければならないと考える。
事務局:数値目標を設定できるものについて、従前を下回るような目標でよいのだという考えはもっていない。伸ばせるものは当然伸ばしていく必要があると考えており、そのための努力は様々な形で行っていくつもりである。例えば、中央図書館では過去数年間にわたって貸出冊数が伸び悩んでいたが、それをテコ入れするため、昨年度途中から貸出冊数の上限を8冊から12冊へ改めた。その効果は顕著に出てきており、この半年間で10%以上増加している。このような形で、今より上の数値をめざせるものについてはあらゆる努力をしていきたいと考えている。
委 員:基本方針の根底にある理念も重要である。取組みの目標はもちろん必要であるが、あまりその形式にとらわれることなく、その時々のニーズに合わせて、必要なものは新たに組み込みながら、柔軟かつ積極的に取り組んでいただきたい。

委 員:府民が日常的に利用するのは市町村立図書館で、府立図書館まで足を運ぶことは少ない。府立図書館の蔵書の豊富さやレファレンスについて府民が知っていれば、利用につながると思うが、実際そのような機会は少ない。そこで、市町村立図書館員の研修を充実させることにより、府民が職員を通じて府立図書館について知る機会を増やすことは必要だと考える。また、研修により、市町村立図書館のレファレンス能力を向上させることも重要である。そのような意味で、研修の意義はあるが、それと同時に、子どもが図書館に気楽に来館できることは、将来の利用者増にもつながり、非常に重要である。市町村立図書館と学校の連携について、府立図書館が情報発信するなど、子どもの読書推進について計画的に取り組んでいただきたい。

委 員:基本方針1における、図書館サービスの「発展」から「充実」への文言変更についてであるが、恐らくそれは「量」から「質」への転換を意味するものと思われる。しかし、大阪府内の図書館の現況を考えると、まだまだ量的に追求する必要性があるのではないか。故に、「発展」の方が府民に対しても前向きなメッセージになると考えるがどうか。
事務局:決して数値的拡大を没却するという意味で「充実」という表現を使ったわけではないが、ご指摘を踏まえ検討する。
委 員:市町村立図書館は概して限られたスペースの中で運営しており、来館者のニーズに応えきれない部分もあろうかと思うので、そこを府立図書館が支えるという意味では、「量」を確保していくことは重要である。一方、「充実」という表現には量的な意味合いも含まれると思うので、質も量も一定確保しながら、質を中心にした「充実」と捉えてもよいのではないか。
事務局:では、「一層充実させる」という表現に改めて、取り組んでいきたい。
委 員:取組内容には量的な部分も含めるよう留意されたい。

基本方針1を修正のうえ、次期「基本方針と重点目標」について承認

【議題3】報告事項
質疑なし

5 中之島図書館長挨拶

6 閉会

資料1-1  平成25~27年度 重点目標評価シート一覧 [PDFファイル/82KB]
       平成25~27年度 重点目標評価シート [PDFファイル/1.18MB]
資料1-2  基本方針と重点目標(H25~27年度)評価の基準とシート記入について [PDFファイル/155KB]
資料1-3  大阪府立図書館の活動評価~平成26年度のまとめ~ [PDFファイル/450KB]
資料1-4  基礎指標(平成23~26年度) [PDFファイル/201KB]
       大阪府立図書館の基本統計 [PDFファイル/264KB]
資料2-1  大阪府立図書館 第3期活動評価について(案) [PDFファイル/147KB]
資料2-2  「基本方針と重点目標」第2期~第3期(案)対照 [PDFファイル/114KB]
資料2-3  重点取組業務 自己点検シート(案) [PDFファイル/150KB]
資料2-4  重点目標評価シート(案) [PDFファイル/293KB]
資料3    中之島図書館リニューアルスケジュール(案) [PDFファイル/259KB]
参考資料 平成26年度大阪府立図書館の活動評価について(外部評価報告) [PDFファイル/293KB]

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)