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令和元年度大阪府立図書館協議会の概要(令和元年8月22日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年10月9日更新

令和元年度第1回大阪府立図書館協議会議事録

日時:令和元年8月22日(木)14:00~15:45
場所:大阪府立中央図書館 大会議室
出席者:山﨑会長、井上委員、家門委員、岸本委員、髙崎委員、田中委員、中野委員、沼倉委員、村上委員
欠席者:穂積委員

1.開会
中央図書館長挨拶

2.議題(質疑要旨)
(議題1)会長の選任について
[事務局]大阪府立図書館協議会条例第4条の規定により、本協議会の会長を委員の互選により選出する。
[委員]山﨑委員を推薦する。
[事務局]異議はあるか。
[各委員]異議なし。

(議題2)活動評価部会の委員について
[会長]本協議会に、大阪府立図書館協議会規則第4条第1項の規定にもとづき、専門的に調査・審議する観点から活動評価部会を引き続き設置する。なお部会に属する委員及び専門委員は、同規則第4条第2項の規定にもとづき、会長が指名することになっているので引き続き、同志社大学の佐藤先生、京都産業大学の岸本先生、関西大学の村上先生を指名する。村上先生には、部会長もお願いする。
[各委員]異議なし。

(議題3)平成30年度大阪府立図書館の活動評価について
(事務局より説明)

(活動評価部会部会長より、評価部会で委員より出された意見について報告)
重点目標評価シートの協議会意見は、外部評価報告書の該当箇所を簡潔にまとめたもの。
外部評価報告書は三か年を通じての報告になっている。全体的に目標はほぼ達成、よくやっていただいている。

(基本方針1)研修について、研修内容の整理、インフォーマルな交流の設定など、以前の指摘に対し迅速に対応された。
今後、きめ細やかなプログラムの設定と、研修を実地で受けられる人が少ない中、参加者が自館に持って帰ってどのように活かしているのか確認をお願いしたい。
(基本方針2)複本除籍等尽力をいただいたが、蔵書の充実が根本。予算要求等資料費の確保にも努めてほしい。
(基本方針3)人材育成について、「子どもの読書活動推進支援員養成講座」は図書館未設置自治体への派遣研修が2巡目という事で、どのように活かされているのか目配りをお願いしたい。
学校へ通うことが困難な子どもについては、把握自体が難しい。アプローチの仕方に工夫が必要。
(基本方針4)「おおさかポータル」の公開、APIの提供は、意欲的な取り組み。ただ、アピール不足が残念。
(基本方針5)満足度の内実をどう把握するかについて2つほど提案させていただく。
ひとつは実際の来館者にじっくり話を聞くこと、もうひとつはアメリカ図書館協会の公共図書館部会が作成したアウトカムを測定するツール(Project Outcome)などを参考にされてはいかがかということである。
府域の図書館からの府立図書館への熱い期待がうかがわれる。第三期は第二期からの成長が見られる。府域だけでなく、日本の図書館界全体をけん引する意気込みで進めてもらいたい。

(質疑応答)
[委員]外部評価報告書の中で電子書籍の導入見送りについて英断とあるが、その理由は。
[部会長]公共図書館向けの電子書籍サービスはいくつかあるが、コンテンツ的に十分なものがない。府立図書館のサービスを考えたときに費用対効果の点で、現時点では導入に慎重であるべき。
[委員]資料そのものか、システムの面か。
[部会長]中身と費用の問題。
[委員]インターフェイスの問題ではないということか。
[部会長]そのとおり。
[委員]資料2の連番5について、研修参加者は各自治体ひとりずつという捉え方か。連番19は11回開催とのことだが、参加者数は何名か。
[事務局]連番5については、自治体ごとに参加者が1名でも複数でもその自治体からの参加があるかを確認している。参加者数については、中央図書館の要覧の研修の項に研修ごとに掲載している。
[会長]要覧ではどの市町村から何名の参加かはわからないが、研修への参加者数までは分かる。
[委員]連番19には11回とあるが、「子どもの読書活動推進支援員養成講座」は3回。
[事務局]連番19には、「子どもの読書活動推進支援員養成講座」以外にも「新刊紹介」なども含めている。
[委員]新刊紹介が研修となるのか。
[事務局]出版傾向等の解説も行っており、子どもの読書活動に関わる方に参考になる講座と認識している。
[委員]基礎データをもっと把握した方が良い。どの市町村から何名参加しているか、参加者から所属館へどの程度伝達されているのか。連番19については、目標、定義づけ、効果測定をしてもらいたい。
[会長]連番19でカウントしている研修を整理し、昨年度から何が増え、どのような効果があったのかが分かるように提示していただければと思う。
[委員]要覧について、中央図書館の要覧では和書・洋書と分けられているが、中之島図書館の要覧では和漢書・洋書となっている。日本語とそれ以外の言語と分けたほうがよいか。
[事務局]中央図書館では、和書が日本語、洋書がそれ以外を意味している。
[委員]中国語も洋書に入るということか。中之島図書館が違うのはなぜか。
[事務局]中之島図書館では、明治10年以前の資料もあり、長い歴史の中でいわゆる漢籍を含めて和漢書としてきた。今後、他の図書館の表記を参考にするなど中央図書館と調整し、このままの分け方で良いか検討したい。
[会長]先ほどの読書活動推進の話に戻るが、読書離れが進み、特に大阪では本が売れないという話も聞く。図書館の取り組みが実効性につながっているか、点検をしてもらいたい。学校現場の立場から、委員のご意見を伺いたい。
[委員]特に高等学校では担当者が少なく、実質的に一人もいない、いても他の業務との兼任などで片手間になってしまうこともある。読書活動推進を進めたくてもそのような状態であり、頭を痛めている。学校で何ができるのか、学校と図書館が連携して何かできるのか、高校生に図書館へ足を運ばせるように推進すべきか。大きな課題だと認識しているが、それを検討する人自体なかなか集められないという状況である。
[会長]本日の意見、そして外部評価で指摘提案された事項は今後の図書館活動に活かしていただくということとして、平成30年度の活動評価については、図書館の自己評価および活動評価部会の外部評価を承認するということでよろしいか。
[各委員]承認

(議題4)その他(第四期活動評価 評価の基準等)
(事務局より説明)
(活動評価部会部会長より、評価部会で委員より出された意見について報告)
評価の基準がABCDからSABCへ変更になり、最良のところが110%から120%へ変更になった。全庁的に使用している例を参考にしたということが変更の理由ということで、了承した。
これまで、B評価は「まあまあ」という印象だという意見もあり、90%以上の達成でもB評価だったのが、80%以上がB評価となり、妥当ではないか。

(質疑応答)
[委員]単なる意見であるが、本庁がそうだからという理由で変更するのはどうか。また、C評価で「改善が必要」というのは甘いのではないか。三期まではD評価「大幅な改善が必要」があった。良い方向に評価するばかりでよいのか。本庁はそれでよいかもしれないがもう少し細かく評価してもよいのではないか。
[部会長]私見ではあるが、図書館はこれまで真摯に取り組んでこられており、D評価はなかった。最初から80%以上を目標としており、この変更になったと理解している。
[会長]S評価を設けるとのこと、目標をより上回ったものは高く評価することでモチベーションを高める意味がある。大幅な改善が必要ということはあまり起こらないのではないかとも思う。これでやってみて、問題があり必要があれば改善してはどうか。一方で「目標値をどのように立てていくのか」を評価することも必要だと思う。その目標値が本当に適切かどうか。取り組みを進めていく中で議論を深めていき、改善することも大事なことではないかと思う。
議題4について、提示された案(資料6、7)を修正なしで承認としてよろしいか。
[各委員]承認

[委員]配慮が必要な子どもについて、学校では外国にルーツを持つ子どもへの対応が課題となっている。図書館で取り組んでいる支援や、議論はあるのか。
[会長]まず事務局から、日本語を母語としない子どもへの取り組みについて教えてほしい。
[事務局]外国語の絵本なども収集しているので、テーマごとの絵本のミニ展示、また外国語のおはなし会も行っている。おはなし会は当初は職員や外国出身のこども室利用者のお母さんに読んでもらっていたが、現在は大学の先生にコーディネイトしていただき、お弁当や民族衣装などテーマを決めて関連する絵本の読み聞かせをするほか、各国の留学生に自国のことを話してもらい、文化紹介の本を取り入れるなどしている。また、ヨーロッパで発行が増えている文字なし絵本の収集も国際児童文学館で進めている。
[委員]今の説明は就学前の子どもが対象かと思う。たとえば、図書館ではないが、公民館や大学でも日本語講座を開催している。日本語が話せず高校に通えない子どもは夜間学校に行くこともある。図書館でそのサポートをどうするかということではないか。
[会長]どちからといえば地域、自治体で取り組むべきことではないかと思う。夜間中学は全国で33校ほどあり、そのうち大阪に11校ある。また行政も日本語講座などを行っている。図書館がどうサポートしていけるか、これから検討していく余地はあるかとは思う。
[事務局]大阪府では地域での日本語講座、識字日本語という名称で、200以上実施されている。いくつか視察したが、勉強していた方はほとんどが外国籍の方で、教室に来ていた子どもは低学年の児童が多かった。また、一人ひとり語学力に差があるため、ほとんどマンツーマンで対応していた。それを考えると、図書館が一律にサービスを行うのは難しいように感じる。まずは語学力を高めていくことかと思うが、府立図書館だけではなく、市町村の図書館とどのような形で連携していくか、ひとつの課題であると思う。
[事務局]夜間中学についても外国籍の方がほとんど。むしろ外国籍の方の受け皿として、文部科学省も設置を促進している。また、議員連盟もできていたと思う。産経新聞が大阪でフォーラムを開いた後、府立中央図書館でパネル展示をしたいと申し入れがあり、今年10月に開催する予定。直接的なサービスではないが、PRといった形で関わっている。
[委員]基本的に、図書館で何ができるかということだと思う。図書館ができることはやはり資料提供ではないか。私が図書館の現場にいたころ、よく利用してくれたアメリカ出身の子どもと、南米出身の子どもがいた。アメリカ出身の子は、将来大学生活での教養となる図書館にあった英語の古典を読んでアメリカの大学へ進み、その後仕事で活躍していた。一方、南米出身の子には、中高生時代に提供できるスタンダードな母国語の本がなかった。その子は南米の大学へ行ったが、うまくなじめず日本に帰ってきたが、日本でも思うような就職ができずにいたというようなことがあった。その時に感じたのは、彼に母国の文化に誇りを持てるような、バックボーンを持てるような資料を提供できなかった、そこに関われなかったということ。図書館は何ができるのかを考えたときに、そのあたりのことを考えていくべきではないかと感じた。
[会長]労働力不足問題や社会の多様性ということが言われるなかで外国籍の方が増えている。こうした図書館で何ができるかという議論を蓄積して対応を考えていくことも必要だと思う。図書館でも何らかの取り組みがあれば、子どもたちが地域のなかで多様な文化を知るということに繋がっていくのではないかと感じた。今後の課題として、考えていってほしい。現在、第三期の評価が終わり、第四期に入っている。本来的には長期的な評価もすべきではないかと思う。研修の効果や読書率など、取り組みによってどういう成果が出たのか、長い期間で見るべきではないか。3~4年での評価も必要だが、そうしたことも課題になってくるのではないかと思う。今日の意見や指摘等を今後の取り組みに生かしてほしい。
なお、昨年度の第2回協議会で確認したとおり、今年度は、特別なことがない限り、活動評価部会、図書館協議会とも1回の開催となる。

3.閉会
中之島図書館長あいさつ

資料1    第三期重点目標評価シート1~520190730外部評価 [PDFファイル/1.27MB]
資料2      第三期重点取組業務 自己点検シート「PDFファイル/271KB]
資料2別紙 _自己点検シート「自己評価の基準」 [PDFファイル/148KB]
資料3    基礎指標第三期 [PDFファイル/521KB]
資料4    大阪府立図書館の基本統計/都道府県別公共図書館集計2018 [PDFファイル/335KB]
資料5    大阪府立図書館の活動評価_第三期の総括と第四期への課題 [PDFファイル/447KB]
資料6    第四期自己点検シート評価基準(案) [PDFファイル/154KB]
資料7         第四期基礎指標項目(案) [PDFファイル/730KB]
資料8          第四期重点目標評価シート_1~5 [PDFファイル/486KB]
資料9         第四期重点取組業務自己点検シート [PDFファイル/222KB]
資料9別紙  連番5各年度取組内容 [PDFファイル/63KB]

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