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平成29年度大阪府立図書館協議会活動評価部会の概要(平成29年6月22日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年8月1日更新

日時:平成29年6月22日(木曜日)午後1時から午後3時まで
場所:大阪府立中央図書館 2階多目的室

1 開会
2 委員紹介
  出席委員:村上委員(部会長)、岸本委員、岡部専門委員
3 議事(質疑要旨)
【議題1】(1)平成28年度の活動状況について 

<基本方針1について>
(部会長)
資料3の連番3「巡回相談43市町村カバー率」と連番7「職員の研修参加実績」について、目標値がともに100%で、平成28年度はともに100%達成しているのだから自己評価をBではなく、Aにしてはどうか。併せて資料2の表の下方に、「上限が100%の項目で達成度が100%の場合は評価をAとする」と但し書きしてはどうか。

(委員)
異議なし。

(事務局)
承知した。

(委員)
資料2の「(2)最終年度に目標値達成の場合の1年目、2年目の評価」について、基本的に3年間で目標値が設定されており、それが2年目までに達成できた場合A評価になると思うが、その場合2年目の達成度が150%ということになる。(1)のAは110%以上だが、(2)の場合は150%以上でなければA評価にならない。実績をみると単年度では110%以上をB評価にしている。(2)(3)のA評価はかなり厳しいものになっているので、もう少し表現を変えてはどうかと思う。

(部会長)
指標によって評価の厳しさに差があるので事務局において、(2)(3)の評価基準の表現を再度検討されたい。

(委員)
図書館において職員の非正規化が進んでいる昨今、非正規職員に対する研修機会が少なく、また指定管理者が運営している図書館でも研修機会が少ないという状況にある。こういう状況において府立図書館の講師派遣による研修は大変重要だと考える。また研修のアンケートで満足度を集計するだけではなく、研修後一定期間を経てから、研修先に調査を実施し、当該研修の効果測定をしてみてはどうか。「こういうレファレンスができた」「こういうヒントになった」といった実際の現場の声が、研修効果をより一層説得力のあるものにすると考えられる。

(部会長)
アウトカムをより正確に測るという観点から。

(委員)
アンケートの実際の設問は?

(事務局)
「本日の研修はあなたの業務にとって役に立ったと思うか」という内容。

(委員)
研修参加者の満足の内容を聞くにあたって、もう少し複合的な設問にすることで、幅広い意見を聞くことができるのではないか。

(部会長)
基本方針1の協力車による搬送数が増加しているという点は評価する。一方、各自治体の体力が落ちているということの裏返しとも考えられるので、注意深く見守る必要がある。今後搬送費が社会的にも高騰しているなか、それが資料費に影響がないように留意いただきたい。


<基本方針2について>
(委員)
大阪府立中央図書館のアピールポイントとして蔵書数日本一を謳う一方、書庫の効率的な運用のために計画的に複本を除籍している。蔵書数が多いことをアピールすることとの矛盾がないように説明責任を果たしていかなければならない。

(委員)
蔵書には収容コストがかかっており、除籍は保存すべき資料を効率的に活かすために行っているといった説明が必要である。

(委員)
パスファインダーの新規作成件数と更新件数の内訳は?新規作成と更新件数のどちらが多いかで、評価も変わってくる。

(事務局)
昨年度中央図書館の調査相談課では更新を12件ほど行っている。

(委員)
かなりの部分が新規作成したパスファインダーということか。

(事務局)
ここに示している数字は中央図書館の調査相談課と中之島図書館2課の合計。中之島図書館も新規作成より更新が多かった。

(委員)
パスファインダーの作りっぱなしは無責任なので、きちんとメンテナンスしていくことも大切。

(委員)
連番13の貸出向上率、これはどのような計算式で算出しているのか。

(事務局)
これは1か月間展示するトピック展示についての統計。トピック展示の対象資料が、過去1年間にひと月平均何回貸し出されていたかの数値と、トピック展示中の1か月間に貸し出された回数とを比較し、倍率として算出している。書庫にあるより、展示により利用者の目に触れることで、貸出率が上がる。

(委員)
普段から借りられている資料の貸出がこの取り組みによって向上したとき、貸出向上率と呼ぶのは理解できるが、この場合、「貸出向上率」という表現はより工夫が必要である。また貸し出されていなかった本を展示することで貸出を促進することも大切なことであり、よろしくお願いしたい。

(委員)
ヴィジビリティーがキーワード。閉架していた資料を可視化するとどうなったか、という話であり、上手に使えば大変興味深い指標になる。

(部会長)
連番10の府域図書館の蔵書満足度がB評価だが、平成27年度と比べるとかなり下がっている。3年後に95%という目標達成を掲げていることについて、どういう見通しを持っているか。

(事務局)
平成27年度の満足度が92.6%であったので、目標値を95%としたが、平成28年度は届かなかった。原因として資料費減少の影響が考えられる。府域図書館の満足度向上に向けては、今後より一層、府域図書館からのリクエストに対応するという姿勢を示したいと考えている。全体の予算が減っているが、より府立図書館らしい選書を心掛けるとともに、府域図書館との連携も深めていきたい。

(部会長)
引き続き満足度については、向上を目指してほしい。

(部会長)
資料4の基本方針2と基本方針4の画像はどちらも古典籍資料という意味で似ているので、基本方針2の『薬用植物図譜』の代わりに、図書館として力を入れた障がい者サービスに関したものに変更するなど検討できないか。

(事務局)
国立国会図書館視覚障害者等用データ送信サービスにおけるデータ提供数、利用状況が要覧にあり、過去3年間の数値をグラフ化したものに差し替えたい。

(委員)
平成30年度のリプレイスでは電子書籍は導入しないという理由を挙げたうえで見送ることになっている。しかし一方において、府立図書館への電子書籍導入が期待されている部分があると思う。平成30年度のシステムリプレイスでは、リプレイス後でも電子書籍導入が可能なシステムになるのか。

(事務局)
予算の範囲内で対応可能なシステムにする必要があるとは考えている。

(委員)
現在電子書籍の8割がコミックなので、今導入してもコミックばかりになる。一方、今後の状況にあっては、府立図書館にそういうサービスを先駆的にやってほしいという期待は次第に高まってくるのではないか。したがって平成30年度のリプレイスからの5年間、電子書籍導入が出来ないという事態になってしまうことを懸念している。

 (委員)
オープンデータ化作業は非常に労力がかかるものであり、またその広報も目立つように工夫されており評価する。ただ、現在のCCBYのBYがどこにかかるのかということを今後見ていく必要がある。古い資料の場合だと著作権等が切れていて、パブリックドメインの資料になっている可能性がある。現時点でいきなりパブリックドメインを出すのは行政的には難しいと思うが、権利処理の面で、BYはどこにかかるのか、大阪府立が目録をつくったからそこでBYとなるというようなロジックを整理しておいた方が将来的に安全ではないか。個人的な意見としては、共有財産なのでゆくゆくはパブリックドメインになった方が、再利用もしやすくなると考える。


<基本方針3について>
(部会長)
資料4の基本方針3、全般的に何かを実施したということは書かれているが、参加者の反応が良かったのならば、「好評であった」ということも明記しておくのはどうか。

(事務局)
承知した。

(委員)
支援学校の図書室リニューアルの話について、実際に公立図書館の職員が協力して学校図書館の模様替えを行うと、先生方から大変好評であったとよく聞く。棚の位置を変えて、資料の表紙を見せるようにするだけで学校図書館の印象がガラっと変わるということに先生方が気づかれた。そういったアドバイスで学校図書館が変わったことは支援学校の子どもたちにとっても大きな変化になったはずなので、ここに書き加えておくべき。

(委員)
資料3の連番23について、学校図書館の人員体制に課題とは、学校司書のことを指しているのか。

(事務局)
特に府立高校の場合は専属の学校司書が非常に少なく、実習補助の先生が兼務されていることが多いため時間の制約もある。また熱心な先生や担当者が異動すると利用されなくなる状況にある。

(委員)
学校図書館法が改正され、学校司書を置くことが努力義務になった。大阪府内の学校司書がどのような配置状況か、学校司書の仕事の実態がどのようなものであるのかは、府立図書館としてどのように把握しているのか。

(事務局)
府立図書館においてデータとして把握していない。また教育庁においては、学校図書館全体で取りまとめたデータはないが、それぞれの学校を所管している小中学校課、高等学校課、私学課が個別に把握している状態となっている。

(部会長)
各々の課で把握されているということだが、学校図書館と公共図書館の連携サービスを進めていかなければならない中で、府域全体の学校図書館の状況を共有し、府立図書館でも把握に努めてほしい。


<基本方針4について>
(委員)
デジタルアーカイブについて研究したことがあり、10年後にどれだけのデジタルアーカイブが存続しているかを調べてみたところ、ほとんどが残っていなかった。NPOが作ったものは存続している傾向にあった。また情報歴史学者が指摘しているが、一時的なデジタルギャラリーになってしまっている。大阪のアーカイブを作っていくことについて、平成29年度には予算要求、平成30年度にはシステム開発やデータ整備という話があった。図書館で作成する場合は、永続性のあるものを考えなければならないので、継続的に予算を獲得できるような仕組みを構築する必要がある。更に継続不可能になった場合も想定して、アーカイブをどこかに譲渡できる仕組みも検討しておく必要があるのではないか。

(部会長)
特に補助金をもらって実施するものには、そういう傾向がある。

(委員)
連番27について、デジタル形態で発行された大阪府の行政資料ということで目標値はそのタイトル数になるかと思うが、府の中でデジタル化されている資料がどれだけあるのかなど、全体数は把握できているのか。

(事務局)
大阪府全体の資料の中での数字は図書館としては把握できていないが、拾い上げる努力は継続している。大阪府の行政資料が全体でどれだけ公表されており、そのうちどれだけがデジタル化されているかは把握できていない。

(委員)
紙資料になっているものであれば、検索をかけて年度ごとに一定の数の傾向は掴めるかと思うが、収集点数をあげることはもちろん、収集率が課題になってくるはずである。特に逐次的なものではかなり正確に把握できるのではないか。一方、そこを把握せず、収集点数だけが目標値になってしまうと、点数は上がっているが割合は落ちているという状況にもなりかねない。それでは無意味なので、収集点数を上げる一方、概略でもよいので全体量を把握する工夫・努力が必要ではないかと感じた。

(事務局)
これまで継続して『大阪府市町村等刊行物収集目録』を毎年編纂している。そちらとの連動も踏まえて、ご指摘の点について確認していきたい。

(部会長)
今年度上半期にシステム更新に向けた仕様の作成をするデジタル大阪ポータルについて進捗状況はどうか。

(事務局)
平成28年度中に計画を立て、今年度も当初から予算要求の方策について各部局に相談をしている。


<基本方針5について>
(部会長)
ツイッターの発信数がアップしたということだったが、それに対する反応やフォロワー数、リツイートの状況はどうか。

(事務局)
現在実施している織田作之助の展示に関するツイートでは、若い方が情報を拡散してくれ、さらに他の人が来館してくれているように思う。フォロワー数等は課題である。

(部会長)
発信はもちろん重要だが効果にも注目してほしい。

(部会長)
基本方針5について、企画や展示で地域の魅力をアピールし、親しみのある図書館を目指す一方、基礎的な図書館サービスもしっかりとやってほしい。そういった基礎的な図書館サービスこそが長期的には府民へのアピールになってくる。


<その他>
(委員)
レファレンス事例のNDLのデータベースに対する件数はどの程度で推移しているのか。

(事務局)
資料5の基礎指標36番にレファレンス事例データベースアクセス数としてあげているとおり、この3年間でも伸びている。

(委員)
昨年、豊中市の図書館のレファレンス事例がNDLのアクセス件数で全国ベスト3に入っていたかと思う。アクセスされることによって大阪の情報発信に広くつながっていく。検索エンジンで検索した結果、NDLのデータベースの事例で知ることになり、利用頻度が上がっているのかと考えられる。データベースに直接アクセスするのではなく、検索エンジンで検索して府立図書館の情報にたどり着けば、府立図書館の評価にも繋がるのではないかと思う。これは、ある程度のボリュームがないと効果が見られないと思うので、引き続き頑張ってもらいたい。NDLが登録件数とは別に年間のアクセス件数を出しているはず。

(委員)
平成28年6月に豊中市立図書館が第3位に入っている。その月のトップは石川県立図書館の「松井選手の座右の銘の出典を知りたい」という質問であるが図書館がこういった質問にまで対応してくれるのかと授業で紹介すると学生も驚いている。その他例えば「この昆虫なに?」という有名なレファレンス事例があり、ある市立図書館が図鑑を探しながらカマキリの幼虫だろうと答えるのだが、大変フレンドリーでユニークな回答であった。大阪府立図書館がこういう回答をするかどうかは別として、緩やかなまたボリュームのある質問を出すことによってファンが増えるという現象はあると思う。

(委員)
大阪府立図書館はこんなことをしているのだ、というイメージを広げるには、基本方針4のあたりにあるようにすそ野を広げていくということが重要であると思う。

(事務局)
府立図書館が登載したレファレンス事例へのアクセス総数は全国で7番目くらいだったかと思うが、ピンポイントなレファレンス事例による認知度を上げることも重要なので、引き続き努力する。

(部会長)
資料5の基礎指標について、グラフ化することでわかりやすくなったと思う。

(委員)
評価指標を厳しく自己点検することは大事だが、併せて長期的に図書館サービスを維持するためにもさまざまな工夫をこらしていくことが望まれる。

(部会長)
本日の報告及び意見を踏まえ活動評価部会では平成28年度の外部評価報告を作成する。今期から資料1の重点目標評価シートに外部評価欄が設けられたので、こちらに重点目標ごとの特記事項を記入することとする。加えて、従来の外部評価報告書を作成することになる。外部評価報告書は大阪府立図書館の自己評価とともに平成29年度大阪府立図書館協議会でご報告し、審議をお願いすることとなる。


5 中之島図書館副長挨拶

6 閉会

資料1 重点目標評価シート1~5 [PDFファイル/277KB]

資料2 第三期活動評価 評価の基準等(案) [PDFファイル/144KB]

資料3 重点取組業務 自己点検シート [PDFファイル/186KB]

資料4 活動評価 ~平成28年度のまとめ~(案) [PDFファイル/436KB]

資料5 基礎指標 [PDFファイル/307KB]

資料6 基本統計(都道府県別集計) [PDFファイル/295KB]

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